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FetchMail
fetchmail-5.2.0.tar.gz
http://www.rarf.riken.go.jp/archives/Linux/sunsite/system/mail/pop/!INDEX.short.html

参考文献

http://www-esys.me.aoyama.ac.jp/~gomachan/admin/install/solaris/fetchmail-4.3.9.html


1. make & install
% zcat fetchmail-4.3.9.tar.gz | tar xvf -
% cd fetchmail-4.3.9
% ./configure
% make
% su
# make install

2. 使い方
fetchmail を使うのに便利なのは,設定ファイルを使う方法です.
~/.fetchmailrc を作成する.

例:
---------- ここから ----------
poll PROVIDER_MAIL_SERVER proto pop3:
user POP3_NAME password POP3_PASSWORD is LOGIN_NAME
---------- ここまで ----------

PROVIDER_MAIL_SERVER = プロバイダのメールサーバ
POP3_NAME = プロバイダのPOP3アカウント
POP3_PASSWORD = プロバイダのPOP3パスワード
LOGIN_NAME = 自分のホストのアカウント名


上記の項目を書いたら,パーミッション変更.
(パスワードが書かれているのだから当たり前ですけど…)

% chmod 600 ~/.fetchmailrc


実行するには,

% fetchmail PROVIDER_MAIL_SERVER

とするとオッケーです.
また、いくつかのプロバイダから取って来るときは
設定をそのぶん複数行並べて記述して
% fetchmail -a
でOKです。

サーバにメールを残すには,-k オプションを付ける.
詳しくはマニュアルを見ましょう.


http://libra.higashi.hit-u.ac.jp/kanrinin/paradise/manual/fetchmail.html

この中で、下記のURIを紹介している。

http://www.best.com/~hoshina/linux/980608.html


fetchmailとprocmail
ダイアルアップなLinux Boxだと、BINDを動かす必要もなければ、
sendmailを動かす必要もないよね。複数台のPCを持っていて、
家庭内LANを立ち上げてる人ってのも最近多いかもしれないけど(オレもそうだ)
それにしたって、ユーザが自分ひとりしかいないなら、
その目的ってのはプリンタなどのハードウェアの共有だったり、
ファイルの共有だったりってのが主なところだろう。


勉強のためならともかく、苦労してsendmailを立ち上げた
あげく、変テコなヘッダ(特にMessage-IDとか)のメールを
投げて見知らぬ人に迷惑をかけたり、さらには怒られたり
してたんじゃ割に合わぬ。てなわけで、おすすめなのがfetchmailだ。


POP3やIMAP4を喋ってくれるユーティリティで、
ISPのメールボックスからメールを取ってきて、
ローカルなマシンのスプールに置いてくれる、
というのが主な機能だけど、デーモンとして起動すれば、
受信に限ればサーバが動作しているのと見た目はまったくかわらない。
こまごました設定も可能で便利に使っている。


fetchmail-4.4.1.tar.gzというtarballをarchieで拾ってきて、
適当なところに展開する。でもって、./configure して make するだけ。
とっても簡単。ただ、オレの場合、./configureしたときに
makedepend で stddef.h が見付からないよ、
というエラーメッセージがいくつか出た。これは無視しても問題ないようだ。


で、make して、root になって make install してインストールはおしまい。
こまかい動作の調整は、~/.fetchmailrc を編集して行なう。
ソースを展開したディレクトリに、sample.rcfile というファイルがあるので、
それを見よう。man fetchmail で詳細を見るのもグ〜。
特に難しいことはない(とオレは思う)もしも難しいようなら、
いい機会だから勉強しようね。


ちなみにオレの使っている ~/.fetchmailrc はこんな感じ


poll pop3のサーバ名
protocol pop3
uidl
username ispでのユーザ名
password ispでのパスワード
no rewrite
keep
mda "/usr/bin/procmail"


まぁほとんど見たままだね。
uidlってのは、新着メールか否かの判断をuidlでやってくれ、
ということだ。no reweiteってのは、ヘッダをいじらないで
そのままにしとけってこと。で、keepってのは、fetchしたメールも
すぐ消さずに取っておいてくれってことだ。


最後の行の mda "/usr/bin/procmail" てのがちょっとしたキモで、
オレはこれのおかげで完全にsendmailからオサラバしている。
実はfetchmailってのは、デフォルトではsendmailにメールを
そのまま渡すようになっているんだ。


ISPからメールを取ってくる
ローカルなユーザ宛のメールのふりしてsendmailに渡す
sendmailがそれぞれのユーザのスプールにメールを置く


という形で動作している。まぁこうしておけば、ローカルな
Linux Boxからさらにどこかに転送するなり、
自由度はあるのかも知れないけど、大多数の人には、
ここでsendmailに登場してもらう必要はないよねぇ。
てなわけで、procmailの出番だ。


procmailというのは、メールをあらかじめ与えられた書式に
したがって判別し、指定されたフォルダに振り分けてくれる
ユーティリティだ。Windows上で動く、今時のGUIGUIしたメールソフトなら
たいてい持っている機能だよね。やっぱり便利だから使わない手はないぜ。


例によって、師匠の菊谷さんのページから、procmail-3.11pre7.tar.gz と
procmail-maildir.patch を頂いてくる。単にprocmailを使うだけなら、
archieなりなんなりでprocmailのtarballを持ってくればいいんだが、
今回はmboxでなくMaildirでメールを保持するようにする、
という目的もあるので、procmail-maildir.patchがとにかく大事なのだ。
いつもながら感謝>菊谷さん


これもインストール自体はとっても簡単で、tarballを適当に展開し、
Maildirのパッチをあてて単にmakeするだけ。エラーなくmakeできたら、
rootになってmake installすればおしまい。
で、こまごました設定は~/.procmailrcに記述して調整する。


そもそも、なんでMaildirに拘るのか、
というと、一言でダサイからだ。
だって、mboxってさぁ、1個のファイルなんだぜ。
単にそのフォルダにあるメールを全部catしてくっつけてあるだけ。
一回でも新しいメールの追記に失敗したら、そのmboxファイルは終り。
フォルダもお亡くなり。スレッドを生成するのもエラく面倒、
といういいとこなしの形式なのだ。


その点、Maildirなら、1メール1ファイルで柔軟性があるし、
スレッドの生成にこれほど向いた形式もなかろう。
フォルダ間の移動、フォルダそのものの移動なんかも楽々だ。
ふつ〜はこっちを使いたいよなぁ。


てなわけで上にもどって、~/.fetchmailrc の mda "/usr/bin/procmail" てのは
何か、というと、fetchmailが取ってきたメールを、普通にsendmailに渡さないで、
procmailに渡してね、という指定なのだ。mdaってのは
つまり、mail delivery agentってこった。配達人ね。
こうすることで、fetchmailがメールを取ってくると、
即座にprocmailに渡し、procmailは言われたとおりにMaildir形式な
フォルダにせっせと分配してくれるわけ。グ〜だぜ。


ちなみにオレの使っている ~/.procmailrc は抜粋するとこんな感じ


#VERBOSE=on
PATH=$HOME/bin:/usr/bin:/bin:/usr/local/bin:.
MAILDIR=$HOME/Maildir # You’d better make sure it exists
LOGFILE=$MAILDIR/from
LOCKFILE=$HOME/.lockmail
DEFAULT=$HOME/Maildir/inbox/new

:0
* ! ^Lines:
{
# Count number of lines
:0B
* 1^1 ^.*$
{ }
LINES = $=

# Add Lines: header
:0 fhw
| formail -a "Lines: $LINES"
}

:0
* X-ML-Name: linux-users
linux/new

:0
* To: .*x-tt
x-tt/new


これも、ほとんど見たままだけど、ちょっとだけ説明ね。
まず、MAILDIRはオレの場合~/Maildirになっている。
これはprocmailを始めて起動するまえに、
あらかじめディレクトリを掘っておこう。
あとは勝手に作ってくれたはず。
主にMailing Listの振り分けに使うと思うが、
配信されてくるメールのヘッダに、X-ML-Nameがある場合は、
上の例でいくと、Linux-usersの項目をカット&ペーストで使える。
ヘッダにX-ML-Nameがない場合は、To:でもなんでも、
キーになるヘッダを決めて、世紀表現なんかも折り混ぜて記述する。
上の例だと、x-tt Mailing Listの項目だ。


ここまで設定したら、ISPにダイアルアップして、fetchmail -v などとしてみよう。



文書番号 00119
日付 2003.12.28
参照数 2185

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